リハビリについて

理学療法とは、病気やけが、高齢、障害などによって運動機能が低下した患者様に対し、運動機能の維持・改善のために行うリハビリテーションです。医師の指示のもと、当院の理学療法士が患者様の状態に合わせて、リハビリテーションを行います。

当院では長期臥床の患者様に対し、拘縮予防を目標に、ベッドサイドにて下肢や上肢のストレッチ、関節可動域訓練を行います。また、長期臥床による褥瘡予防のために、クッション等を使用し、ポジショニングの改善も行います。
立ち上がりや立位が不安定な患者様には平行棒や肋木を使用し、下肢の筋力強化やバランス訓練を行い、動作の安定性の向上を目指します。
また、歩行が不安定な患者様には平行棒や歩行器を使用し、下肢筋力強化訓練、バランス訓練や歩行訓練を行い、歩行の安定性を目指します。

自分の力で起きたい、立ちたい、歩きたい
その思いを支援するため、週に２回～3回実施し、レクリエーションと合わせ週4～5日実施しております。

当院では主に「集団レクリエーション」を行っております。週二回、ベッドからの離床の機会を作り、気分転換を図っていただく事を目標に実施しております。

嚥下体操では、飲み込みの機能維持のために「パ・タ・カ・ラ」と発声し、口や舌を動かす体操を行っております。短い棒を持ち腕の体操も行っております。
認知機能予防を目的とした四季折々のレクリエーション、歌唱、クイズ、紙芝居、ボーリングや風船バレーボールも行っております。いずれも車椅子での移動を余儀なくされている患者様でも、リクライニング車椅子に乗り行える内容となっております。

身体を動かすのが苦手な方でも、絵を描く、クイリング（紙を丸めて絵を作成する）等、患者様の意向に沿って実施しております。

また、患者様と一緒に作品の制作も行っており、完成した作品は院内へ掲示しております。
ぜひご覧ください。